【KL Tower】マレーシア・クアラルンプールの代名詞

マレーシアの首都クアラルンプールの中心部にそびえるKL Tower（421m）は、世界で7番目、東南アジアでは最も高い通信塔です。

1996年にPETRONAS Twin Towersが建設されるまで、KL Towerはマレーシアのアイコンでした。

東洋のデザインと西洋の建築技術を融合しており、インテリアはマレーシアのイスラム文化を反映したイスラムのモチーフを使用し、設計されています。

メインロビーはガラス張りのドームで飾られており、タワー入口はイスファハン地方のイラン職人による「ムカルナス・ハニコム」装飾が施されています。

多数のうつろな負の曲面が群れとなって垂れ下がる異様な美しさをもつ回教建築の鍾乳石状装飾ムカルナスに近代的要素が加わり、すっきりした印象を受けます。

エレベーターで地上300メートルにあるスカイデッキにたどり着くと、スリリングな眺めを望むことができます。

標高94mのブキットナナスという丘の上に建設されているので、実際PETRONAS Twin Towers(451m)より高く見えます。

PETRONAS Twin Towersの展望台が地上370mですので、2番めに高いところからの眺めとなりますが、年中無休で夜10時まで営業しているので、夜景を撮影したい人には最適です。

朝、午後、夜、それぞれ違う大都市クアラルンプールの素晴らしい景色を楽しむことができる、KLのランドマークであるKL Towerは一度は訪れたい場所です。