【Bangsar South】昼と夜別の顔をもつ バンサーサウス
Bangsar South(バンサーサウス)は、ミッドバレー・シティから南西に1キロほどの高台にある複合施設です。オフィス、コンドミニアム、ホテル、国際色豊かなレストランやカフェがあり、昼間はビジネスパーソンで賑わい、夜はバンサーサウスや近隣のパンタイヒルパークの住人が、ダイニングしている姿を見かけます。
UOAホールディングスは、オーストラリア証券取引所に上場しているUOAリミテッドの子会社ですが、外国人駐在員が多く住む高級住宅街として名高いバンサ地区の至近距離にブティックオフィスが無いことに目をつけ、LRTケラナジャヤラインやバス等の公共の交通機関に隣接し、フェデラルハイウェイへのアクセスが良い、かつてはマレー系の集落・住宅地であったケリンチ地区(240,000 m2の土地)を商業施設・ホテル・住宅など組み合わせた複合施設に開発しました。
また、当時マレーシアの不動産なんて話にならないという見方が根強かったシンガポールで、マレーシアの不動産のマーケティング・販売を一足早く始めた不動産会社でもあり、そのかいがあってか、バンサーサウスが完成する前には、シンガポールの投資家が開発プロジェクト全体の40%を購入予約していた程です。
商業施設のもう一つの魅力として、1996年にマハティール前首相が提唱した国家プロジェクト「マルチメディア・スーパーコリドー(MSC)」の特別地区にバンサーサウスは指定されている為、こちらに会社を設立しているマルチメディア関連の生産及びサービス企業は、法人税を最長10年免除、及び、資本支出に対して投資税額控除が認められています。数多くのグローバルコールセンターが事務所を構えています。
22棟の高層オフィスビルが連立するホライゾンは、LRTケリンチ駅と連絡橋で結ばれています。
カンポン(集落)の面影が残る連絡橋の下に広がる木々を見ながら、徒歩10分です。
緑のスペースが程よく確保されています。
2012年の MLAA (Malaysia Landscape Architecture Awards)でデザイン性を称えられて、栄誉賞を受賞したセントラルパーク。
近代的な高層ビルがまばゆいばかりの昼のバンサーサウス。
日が落ちると高速の向かいにあるテレコムマレーシアタワーがビッグスクリーンに変わり、イルミネーションが点灯するハイテクバークに化す。