The Majestic Hotel Kuala Lumpurスパ

 

マレー、インド、中国、西洋が融合した極上の癒し

以前、アフタヌーンティーをご紹介したThe Majestic Hotel Kuala Lumpur(ザマジェスティックホテル クアラルンプール)。このホテルは、スパも同様に評判が高い。

スイミングプールのすぐ横にあるThe Majestic Spa by SPA VILLAGEは、その名前からも分かる通り、YTLグループが経営するパンコール・ラウト発祥の高級スパブランドの系列店だ。

スパのコンセプトは「British Malaya」。独立前のマレーシアが、英国の影響を強く受けつつ変容していった懐かしくも華やかな時代の空気を感じられる内装やスパメニューが特徴だ。

 

 

 

内装のコンセプトはスコットランドのティールーム

例えば、内装はスコットランドを代表する建築家でデザイナーのCharles Rennie Mackintosh(チャールズ・レニー・マッキントッシュ)の代表作「Willow Tearooms(ウィロー・ティールーム)」を模したもの。白を基調とし、扉や家具にはマッキントッシュのデザインに特徴的な長方形とバラのモチーフがちりばめられている。

 

 

18世紀初頭、新しい芸術運動であるアールヌーヴォーが流行していた頃、スコットランドの都市グラスゴーにオープンしたWillow Tearoomsは、紳士淑女の間で評判となり、友人とランチを楽しんだり、仕事の合間に昼下がりのお茶を楽しむ人々で賑わったという。

The Majestic Spaでは、一風変わった、しかし洗練されたインテリアに囲まれ、ほっとできるくつろぎの時間を過ごせる。

 

 

 

英国に由来する「物語」が込められたスパメニュー

一方、スパメニューには「Queen Victoria‘s Lavander」「English Afternoon Tea」「Malaya Golden Chersonese」などユニークな名前が付けられている。スパ自慢のこのメニューには、それぞれ「癒しの物語」が込められているのだそうだ。

例えばカップル向けのスパメニュー「Malaya Golden Chersonese」は、17世紀後半に日本や韓国、東南アジアなどを含む世界中を旅した英国出身の女性探検家Isabella Lucy Bird(イザベラ・ルーシー・バード)の著書に由来する。

イザベラは幼い頃、病弱でほとんど家から出られないほどだったが、医師の提案で海外へ。持ち前の探求心と冒険心でさまざまな地域を見て回り、多くの紀行文を残した。

「Malaya Golden Chersonese」はイザベラがマレー半島について綴った文章で、エキゾチックでカラフルで美しい東南アジアの植物や鳥、フルーツについての描写が残されている。

 

 

 

スパメニューの「Malaya Golden Chersonese」は、イザベラが楽しんだであろうバナナやパパイヤ、ココナッツといったフルーツやハーブを多用した東南アジアならではのトロピカルなトリートメントだ。フットバスに始まり、ヘアマスク、フラワーバス、アロママッサージのフルコースを受ければ、身体の隅々までほぐれ、リフレッシュできる。

トリートメントで使用するフルーツやハーブをピューレや粉状にするところからスパ内で行っており、施術前に作ったフレッシュなスクラブやマスクを使用する。薬品類は無添加。多少の知識があれば自宅でも作れるそうで、マレーシアではおなじみの素材を使った南国の恵みをふんだんに感じられるメニューだ。

 

 

 

男性向けのハーブを使ったメニューも

「Malaya Golden Chersonese」は、カップル向けメニューだが、女性向け、男性向けで内容が異なる。

 

 

女性向けには、血行を促進し、角質を取り除いて肌をしっとりさせるフルーツやハーブを。

そして、男性にはジンジャーやシナモンなど、疲れを取り除いてリフレッシュさせ、エネルギーが湧いてくるようなハーブを使う。

なかでも、マレーシアならではのハーブが、tongkat ali(トンカットアリ)。ジャングルに生息する植物で、古くから活力源として重宝されてきたハーブである。これを使ったスクラブは、ほかでは受けられないトリートメントだ。

 

 

 

さまざまな手法を使い分けるスキルの高さ

マッサージは、長いストロークが特徴のマレー式、ツボを刺激する中国式、筋肉をほぐし、リンパの流れを整えるスウェーデン式などをメニューによって使い分ける。

アロママッサージの前には、アロマオイルの香りを吸い込むように深呼吸するように、セラピストが教えてくれる。何度か深呼吸するうちにアロマの効果で脳がリラックスし身体中の力が抜けていく。薄暗い部屋で室温も調度よく、アロマの効果でリラックスしていつの間にか眠ってしまうゲストも多いそうだ。

セラピストの意識は高く、知識も豊富だ。施術中の会話の声のトーン、次の施術に移る際のエスコートの方法など、細かいところまで気配りがきいており、こういった小さな心遣いの積み重ねが最高級の癒しに繋がるのだとわかる。

 

 

そのほかのスパメニューも魅力的だ。

「Queen Victoria‘s Lavander」は、時差ボケや長旅で疲れた体を優しく癒してくれる。

「English Afternoon Tea」は、アフタヌーンティの原型を作ったとされる英国のベッドフォード公爵夫人アンナマリアにインスパイアされて作られたメニュー。内容は、抗酸化作用のあるベリーや保湿力のあるクリームを使うほか、英国ならではのバラのフェイシャルも。

また、何度も利用したい方には、スパ10回分のほか、The Majestic Hotel Kuala Lumpur内での食事や宿泊などのバウチャー付きのスパメンバーシップも用意されている。

 

 

▼冒頭で紹介したThe Majestic Hotel Kuala Lumpurのアフタヌーンティーについての記事はこちらから
【 The Majestic Hotel – KL最古のホテルで一息 】

 

【店舗名 】 THE MAJESTIC SPA(ザマジェステシックスパ)
【住所】 The Majestic Hotel Kuala Lumpur, 5 Jalan Sultan Hishamuddin,
50000 Kuala Lumpur, Malaysia
【電話番号】 603 2785 8070
【営業時間】 AM10:00 - PM9:00
※施設利用はPM10:00まで
【定休日】 無休
【予算】 ・MALAYA GOLDEN CHERSONESE(2.5時間)ペア RM1,750 / 1人 RM875
・QUEEN VICTORIA'S LAVANDER(3時間) RM995
・ENGLISH AFTERNOON TEA(2時間)RM820
・アラカルト(マッサージ、フェイシャル) RM410~
【個室の有無】
【設備】 カップル用ツインルーム、シャワー、ロッカー、パウダールーム、サウナなど
【WEBサイト】 http://www.majestickl.com/spa-packages.html