シンガポールのoBike、仮想通貨を利用した新サービスを発表

oBike

自転車シェアサービスを手掛けるoBike(オーバイク)が、シンガポールで仮想通貨を導入した新サービスを2018年第1四半期中にスタートする。

 

oBikeが導入する仮想通貨「oCoins(オーコインズ)」は、仮想通貨「TRONIX(TRX、トロニックス)」を運用しているTRON(トロン)の技術を導入したものだ。中国を拠点とするTRONは、ブロックチェーンと分散型ストレージ技術により、各ユーザーが自由にデータを公開、保存、所有することを可能にするというもので、世界的な無料のコンテンツ・エンターテイメントシステムを構築することを目指している。

 

oCoinsがあれば、TRONプラットフォーム上のサービスを利用することもできる。またoBikeを利用することでoCoinsが発生する仕組みになっている。

oBikeは、シンガポールに本部を置く自転車のシェアサービスで、マレーシアやオーストラリアなどアジアパシフィックのほかヨーロッパでも広く事業を展開しており、世界20カ国で約1000万人が利用している。

 

TRONIXは、2017年に中国の取引所でICOを行い、瞬く間に完売した人気の仮想通貨である。また、TRONの創業者であるJustin Sun氏は、TRONIXの日本上場を目指している発言をしており、日本でもTRONIXへの注目が集まっている。