ホンリョン系不動産開発グオコランド、KLの土地取得へ意欲

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マレーシアの金融系コングロマリットHong Leong Group(ホンリョングループ)傘下の不動産企業であるGuocoland (M) Bhd(グオコランド)は、ブランド力強化のため、今後5年間でクアラルンプール一帯での土地取得を強化する。親会社の財力を生かし、クアラルンプール内の土地を取得して開発を進め、2018年には10億リンギットの売り上げを目指す。

 

 

クアラルンプールの土地は希少性があるため、まとまった土地を取得して複合開発を行うことが有効だという。その例が、Guocoland (M) Bhdが手掛けた複合施設Damansara City(ダマンサラシティ)である。これは、8.5エーカー、総開発価値(Gross Development Value、GDV)25億リンギットで、商業施設のDC Mall、オフィスビル、レジデンス施設DC Residensi、Sofitel(ホテル)が入居する。Damansara Cityがあるダマンサラハイツは高級住宅街で、Pavilion Groupが手掛けるPavilion Damansara Heightsも開発が進んでいる。

 

Guocoland (M) Bhdが現在手掛けている物件は、クアラルンプールのチェラス地区アラムダマイのEmerald Hillsのほか、セランゴール州のセパンなどにも今後開発する予定の土地を保有している。