与党連合内の中華系政党であるマレーシア華人協会(Malaysian Chinese Association:MCA)のリオ・ティオン・ライ総裁は、「イポー市やジョホールバル市など、中華系マレーシア居住者が大多数を占める都市には、中華系マレーシア人の市長もしくは副市長を選任すべきである。」とナジブ首相に提案していることをセルダン地区の第68回MCA記念式典で伝えた。
公的機関における中華系の職員を増加することで、中華系コミュニティの間で国造りへの関心が高まり、また、中華系のニーズを考慮することで、総選挙での国民戦線(Barisan National: BN)への票が戻ることもあり得なくないとも述べた。
中華系マレーシア人が団結することで真の強さが発揮され、公的な枠組みのなかで政治的な影響力を築いたところで政府のリソースの取り合いをすべきであるとした。
次期総選挙に向けて準備をすすめている現職の運輸大臣・ベントン地区代表の国会議員でもあるライ氏にとって、目標はスランゴール州の奪回である。同式典で、華人協会への入会届を提出した若者は100名となった。