ブラジル沖のプレソルト鉱区入札にペトロナス参加

  • 2017.07.06
クアラルンプールのニュースを配信

マレーシアの国営石油会社ペトロナスは、ブラジル沖のプレソルト*層の鉱区開発の競争入札に参加するという。また、今年10月27日開催予定の鉱区入札に資金を投入するであろうとささやかれている。

入札に参加するといわれているアメリカのエクソン・モービール、ロシアのロスネフチとガスプロムは、ブラジルではメジャーであるが、ペトロナスは、ブラジルの油田開発ではあまり話題にあがっていなかった。

先日ブラジルのマイケル・テメル大統領のロシアへの訪問は、ブラジルでの石油探査・開発・生産への投資の機会につながるといわれていたが、今週早々テメル大統領が収賄の容疑で起訴されてしまった。

プレソルトでイラク、アメリカ、サウジアラビアと並ぶ石油大産油国をねらうブラジル。プレソルト貯留層からの原油生産量は1000億バレルに達するといわれる。

*プレソルトとは、地中の岩塩層の下にある原油・天然ガスを含む炭酸塩からなる多孔質な岩石のこと。

*この記事は、The Edge Marketが運営するニュースサイト「Petronas to bid for Brazil's October oil auction」の記事を翻訳したものである。